【生物の観察と分類の仕方1】生物の観察(1) 身近な生物の観察前の準備

校庭や学校周辺にはいろいろな生物がいます。それでは、生物を観察してみましょう。

ということでさっそく外に出てみました、というわけにはいきません。
ふらっと適当に歩いてそこで好奇心のおもむくままに見つけたものを見てみるという、テレビの散歩番組とは違うのですから。
その前に「理科の観察」に必要ないくつかの準備と心構えを。

何を観察する?(観察の目的・視点)
それにはまず、目的が必要です。何を観察するのか。
実は同じものを見ても、人によって、同じ人でもその時によって見ているものは案外違うこともあります。
たとえば、これ何に見えますか。
3561-1.png
これは有名な「ルビンの壺」という絵で、白い部分を見て壺に見える人と、黒い部分を見て向かい合っている人の横顔に見えます。
ちなみにルビンの壺の著作権についてはこちらが調べてくれました ← 本筋とは大きく離れる雑談は、スルーしやすいように、黄色でわざとみえにくくしています。

それから、こちらの動画で、白い服を着た3人組がバスケットボールのドリブルを何回しているか数えようとすると…
これなんか、ここまで衝撃的なことになってしまいます。

同じお坊さんでも、憎く思っていたら袈裟まで憎く見えるし、好きだったら「あばたもえくぼ」になってしまいます。
相手が全く同じでも観察する人がどこに注目するか、どこに視点をおくかって、実はけっこう大事なことなんですよ。
なので、どこに注目するかは、初めに決めておきたいところです。

さらに、たとえば
「日なたと日かげではどんな生物がいるだろうか」
「同じタンポポでも、場所によって育ち方は違うだろうか」
などとあらかじめ疑問を持って、実際にどうなのかを外で観察すると、理科の学習としてはVeryGoodなわけですが、レベルの高いことでもありますので、まずは、「どこにどんな生物がいるか」という視点で見ていくといいでしょう。

いずれにしろ理科の学習なので、目的や視点をもって観察することはとても大切です。ボケっと特に視点を持たず、外で適当に生物を眺めているのは、リラックスできるのでそれは否定しませんが、理科の授業以外の時間にしましょう。
827-3.jpg

もっと言うと理科の授業(に限りませんが)、問いに対する答えを見つけたり、何かをしよう!という「課題」を解決するのが、基本的な流れです。
謎(?)を作って、感動(!)で落とす というとちょっちかっこいいですね。
てことで

課題:校庭の周りのどこにどんな生物がいるか


なんて課題を設定して、校庭の生物を見ていきましょう。

記録
そして、観察したら記録らすることも大切です。
どこで見つけた?大きさはどれくらい?色は?どんな形だった?ほかにどんな特徴があった?
特に観察の視点になったポイントは詳しく書いておくといいですね。「どこにどんな生物がいるか」と生物を観察していたはずなのに、どこで見つけたか忘れちゃった…ではもったいないです。
生物の形はスケッチしたり写真を撮ったりすることもできますね。
そうそう、観察した日にちも記録しておきます。

そして記録の大切なポイントとして忘れてほしくないのが、その場ですぐに書くこと。
覚えていて後で書こう、というのはナシです。どうしても記憶だとあやふやになったりしますし、その場で記録したということが、あなたが観察をさぼって適当に書いたのではなく、ちゃんと観察したという「証拠」にもなるのです。
観察や実験の記録で、見てないものやしていないことを書いたり、実験の結果を一度記録したけど教科書と違っていたのであとで書き直したりするのは、理科の世界では犯罪並みに絶対にやってはいけないことなのです。(もちろん、実験が失敗したのでもう一度やり直すのはOKですよ)
昔、小保方さんって人がいてね…。

道具
そして道具については事前に使い方をマスターしておきましょう。
ルーペの使い方
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カメラを使うならその操作方法も確認しておきます。


安全第一
そして観察や実験で一番大切なこと。安全第一。
ちなみにもともとは「安全第一 (safety-first)」ではなく「安全第三」でした。
アメリカの鉄鋼会社USスチールで「生産第一、品質第二、安全第三」でといっていたのですが、不景気の中、劣悪な環境の中で危険な業務をやっていたものだから、たくさんの労働者が事故にあったのです。そこでエルバート・H・ゲーリー社長が1906年に「安全第一、品質第二、生産第三」にスローガンを変更。すると、労働災害は劇的に減っていったのです。
USスチールは世界的に大きな会社ですから、この「安全第一」という標語もアメリカはもちろんのこと世界へと広がっていきましたとさ。めでたしめでたし。


くれぐれもけがをしないように気を付けましょう。
といっても具体的にどのような点に気を付ければいいか説明しないと気をつけにくいですよね。
・服装はなるべく肌を露出しないものにする。(日あたりが強ければ帽子などもかぶろう)
・ハチなど危険な生物に近づかない。
・ルーペで太陽を見てはいけない!

このほか、安全上というよりはマナー面での注意として次のようなものがあります。
・石を動かしたり、土を掘ったりしたところは元に戻しておこう
・花を抜いたり、小さな虫をつぶすなど、みだりに殺生しない。←生命尊重・自然愛護!

その他、場所や時期、状況によって追加すべき注意事項がありますから、先生の指示に従って観察しましょう。

それでは、観察に行きましょう!ご安全に!

終わったら、校庭の周りのどこにどんな生物がいるかまとめていきましょう。
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