シアルとシマ、そしてニフェ

アイソスタシーの続き。また、古い用語を掘り下げてみます。

地殻は大陸性地殻と海洋性地殻に区分され、そのうち大陸性地殻はさらに上下2つに分けられ花崗岩質の上部地殻はシアル(sial)、玄武岩質の下部地殻はシマとも呼ばれる。海洋性地殻は平均の厚さが約7kmで厚さの変化が小さく非常に一様である。そしてシアルを欠くと。

大陸性地殻
 上部地殻(シアル)…花崗岩質 Si Al(←「シ・アル」)
 下部地殻(シマ)…玄武岩質  Si Mg(←「シ・マ」)
海洋性地殻(シマ)

そうすると、大陸性地殻の下部地殻と海洋性地殻はどちらも玄武岩質のシマで何が違うんだ何が、と思いますが、
現在では地殻を物質的にほぼ均質であると見なすため、この用語はあまり使われなせん。

というか、シアル、シマはウェゲナーの大陸移動説の時代のもので100年前?死語だろという扱いです。

で、研究論文とかはおいといて、シアルやシマについて説明したものはないかなと調べてみたら、詳しく載っていたのが、まさかのこの前紹介した、あの本です。
文部省検定済教科書 私たちの科学10 「土はどのようにしてできたか」昭和25年初版、26年再版 です。
3550-5.jpg

そこには、シアル、シマのみならずニフェ(Ni,Fe)層まで図つきで解説がありました。
3554-1.jpg


新しい情報はネットでググればすぐにたくさん見つかるのですが、一方古いテキストの方がわかりやすかったり本質に触れていたりすることがあったりして侮れない、というのが最近明治から昭和の資料を見ての印象です。いやほんとに。

Check it now!
高橋雅紀:東西日本の地質学的境界【第六話】日本海の拡大,GSJ 地質ニュース 6(4),113-120,2017
ウェゲナー「大陸移動説」完成100年に寄せて
Über Nahbelben und über die Konstitution des Erd und Mondinuern,Geographical Review of Japan 4(3),330-344,1928
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