ふらっとナイトツアー

国立公文書館はふだんは夕方5時までの開館ですが、特別展期間は、木曜日と金曜日が8時までやっています。なので、特別展は仕事帰りなどに見に行くこともできて、重宝しています。(移転したら遠くなるので8時まででも厳しくなるかもしれませんが)
金曜日の開館延長はいくつかの博物館や美術館などでもやっているのですが、木曜日は珍しいかと思います。

で、特別展「行幸-近現代の皇室と国民-」も木曜日に行ったのですが、その日にたまたま「ふらっとナイトツアー」の参加者を募集していたので、文字通りふらっと加わりました。

館の概要のビデオを見て2階の閲覧室へ。いくつかの資料を見せ知ていただきました。
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次に修復室を見学(撮影禁止)。夜なので人はいませんでしたが、施設だけ見学させていただきました。

書庫の前。以前見学したときは書庫の中に入れたのですが、今回は入り口から覗くだけです。
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二酸化炭素消火装置
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最後に1階の展示室で明治憲法、終戦の詔書、そして日本国憲法の展示を見ました。

大日本帝国憲法
外務大臣の大隈重信の字が震えているように見えます。意外なことに、書を書くのが苦手だったようです。
文部大臣の森有礼は、このあと、大日本帝国憲法の発布式典に参加するため官邸を出た所で西野文太郎に暗殺されます。ということで森有礼の最後の署名です。
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終戦の詔書の原本
左ページに注目。文が4行にわたって書かれ、そのあとに御名御璽があります。ところが、終戦の詔書以外にこのページに4行書かれている文書は存在しないそうです。どんなに大変でも、どんなに小さい字でもいいから3行までに収めるという掟があるそうなのです。理由は…お分かりかと思いますが御名御璽のスペースの問題です。
 では、なぜ終戦の詔書は4行なのでしょうかか。実はこの文書、「戦局必ずしも好転せず」など正式版にもかかわらず修正の跡があります。これは8月15日に玉音放送を送るために、ギリギリまで文案を検討していたため、新たに清書して書き直す時間もなかったということみたいです。
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日本国憲法
 日本国憲法の紙は大日本帝国憲法と同じ鳥ノ子紙という雁皮を用いた地厚な高級紙でつくられているのですが、大日本帝国憲法よりも新しいはずなのに、帝国憲法の方がずっときれいで質のいい紙です。物資に乏しい時期だったので、このようなものでも差がついてしまうのですね。
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国立公文書館のサイトを見たら詳しい解説がありました。
大日本帝国憲法と日本国憲法
終戦の詔書成立過程

なお、写真は特別展や企画展で期間限定で展示されていた『ご署名原本』ですが、展示室にあったのはそのレプリカです。ただしレプリカといってもオリジナルと同等の学術的価値があります。『ご署名原本』は普段は総ヒノキの「特別管理書庫」に厳重に保管されています。(館長さんでもなかなか入れないという部屋らしいです)
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