見えているのに見えていない! 立体錯視の最前線 (前編)


                              やつを追う前に言っておくッ!
                      おれは今やつのスタンドをほんのちょっぴりだが体験した
                  い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『おれは鏡の前で魚を見ていたと
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ              思ったら 鏡には蝶が映っていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人      な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ       おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \     催眠術だとか超スピードだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ  そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…




ポルナレフの気持ちが今ならよくわかります。

明治大学博物館の特別展「見えているのに見えていない! 立体錯視の最前線」を見てきたからです。

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立体錯視ってのはこんな感じです。これ、いちばん高いところにボールが4個集まっていて、よく転がり落ちないなって感じでしょ?
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実は横から見るとこうなんです。水平。でも上から見ると斜めになっているような錯視がおこります。
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こういう錯視は心理学の範疇かと思いきや、数理科学の立場からも説明ができるんだそうです。私たちは平面で物を見ているのですが、その平面に見えるような立体のパターンは実は何通りもある。でも、私たちはそのうちの一つ、直角の多い特定のパターンと認識してしまう。なので、別のパターンで立体を作ると、「あれ?おかしい?」ってことになるわけです。

で、そんな立体を作るには、見え方の条件を示した途方もなくたくさんの連立方程式を解けばいいわけです。(簡単に言ってるけどめちゃめちゃ難しそう)
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よくある3本柱のだまし絵。「あり得ない立体」と私たちが感じるのは、この3本の柱が細長い直方体だという前提(縛り)をかけているからなんだと思います。だから、とにもかくにも、あり得ないはずの立体が現にできてしまっているのでしょう。きっと直角とかじゃないし、もしかしたらこの3本の柱は少しずつ曲がっているのかもしれません。
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これもそう。「何でも反発3方向滑り台と階段」階段から降りた中央が一番低いところのように見えますが、
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しかし実際は…、あれ、もしかしてこっちが錯視か?
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で、今回特に面白かったのが鏡を使った錯視。いくつかパターンがあります。まずは変身立体。

変身立体
 鏡に映した姿が違って見える立体が「変身立体」である。第1の視点からAに見える立体と、第2の視点からBに見える 立体の復元方程式を連立させて解くことによって出来る。基本的には筒の形状で、筒の端は空間曲線を描くが、筒の側面の長さはすべての場所で同じになるよう作ってある。その結果、直角の好きな脳が、筒の端の曲線を、筒を水平に切断 した平面的な切リ口だと思うことによって錯視が生じる。



二重円と二重正方形のタイリング
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満月と六角星
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蜂の巣の変身
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丸四角の八角タワー
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かまぼこ屋根と二重三角屋根
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男と女
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波と草原
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トランプの戯れ
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八弁の花びら
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五弁の花とアゲハ蝶
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ほら、ポルナレフの気持ちがわかってきたでしょう? つづく。
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