クルックス管からでるX線を測ってみた! 導入編

クルックス管を使った電子線の観察時にX線が漏洩するという話は聞いたことがあるでしょうか。
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何年か前、たぶん311以降で放射線がどうのこうののという話から派生かと思うのですが、クルックス管からX線(放射線)が出ていて危ないということで騒ぎがあった記憶があります。

で、その騒ぎのときになぜか珍しく大学の粋な計らいで、X線防護ボックスという物を1台中学校にくれました。
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シマヅの製品で厚さ1cmくらいのアクリル製のものです。アクリルってX線の透過率が高い、つまりあまり意味がないのではないかと思うのですが、かといってX線を遮る鉛を使ったら「中が見えない」という根本的な問題が生じてしまいます。天下の島津製作所のことでしょうから、透過率が低いアクリルでも厚さでカバーすればなんとかなると確かめていての販売に至っていると思いますが、自分でも一度遮蔽効果を調べてみたいな、と以前から思っておりました。でもなかなか機会がなく今日に至ります。

ところで、クルックス管を丸ごと取り囲むX線防護ボックスには、中学校の理科の授業展開上、致命的とも言える問題点があります。一度これを使ってこの演示実験してみれば,すぐに気がつきます。
陰極線が磁石で曲がることを示そうとするとき、クルックス管に磁石を近づけることができません!
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ということで、
自分の学校にあるクルックス管からどれくらいの量X線が出ているのかは、ちょっち気になるところです。

そんなあなたに大阪府立大学のクルックス管プロジェクト
お願いすると放射線計測のガラスバッチを送ってくれます。それを使って所定の方法でクルックス管からX線を測定して、ガラスバッチを返送すると。どれくらいのX線が出ていたか教えてくれます。そしてそれがすべて無料。
先方もそれが貴重なデータになるわけです。

ということでこの話を聞いた時、ソッコーで手を挙げました。
それからほどなくして届いたのが、電流計とガラスバッチ。

電流計は最大で1mAを測れる代物です。つまり、微弱な電流を測れるわけですな。真空放電で流れる電流の量はわずかですのでこれくらいの電流計がちょうどいいのですね。
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そしてガラスバッチ。
そういえば大学院では放射化学の研究室に所属していました。もう20年以上前のことなので、研究の中身はすっかり忘れてしまいましたが、ドアに放射線のプロペラマークのある立入禁止の部屋で実験して、半年ごとに白血球が増えてい
ないか血液検査をしたことをガラスバッチを見てふと思い出しました。。。。
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