神代植物公園 2019.7 ショクダイオオコンニャク

7月27日に神代植物公園へ行ってまいりました。
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というのも、ショクダイオオコンニャク Amorphophallus titanum の花が4年ぶりに咲いたのです。
ショクダイオオコンニャクは、インドネシアのスマトラ島に生育するサトイモ科の希少植物で絶滅危惧種です。
 高さ3m、直径1m以上にもなる大きな花序(「世界最大の花序」と言われます。純粋に一つの花の大きさでいえば、あのラフレシアが世界最大の花です。)をさかせ、嗅いだ人によると腐った肉とか生ごみに例えるような強烈な悪臭で虫を集めて受粉の手伝いをさせる虫媒花です。地下には大きな芋(球茎)があり、毎年そこから1枚の大きな葉を出して栄養を蓄えます。このサイクルを数年経て、球茎が充分に大きくなるとその年には葉を出さず、花芽を伸ばして花を咲かせます。
…という感じの解説が、「ショクダイオオコンニャク解体新書」に書かれていました。
余談ですが、コンニャク属の学名の Amorphophallus は、ギリシャ語で不定形とか不格好を意味するαμορφος(amorphos)…ガラスなど結晶構造にならず原子が不規則に配列した固体「非晶質」をアモルファスといいますね…と、そしてphallusは…、おっと、誰か来たようだ。気になる人は調べてね

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そしてこれがショクダイオオコンニャクです。
開花期間は約2日。その点ではアオノリュウゼツランより難関です。
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この、上に出ている部分は付属体です。2m以上に伸びて臭いにおいを出すのですが、このときはにおいはしませんでした。風向きによってはにおうこともありますが、「テレビが臭い、臭いと騒ぎすぎなんです」とスタッフの方はおっしゃっていました。。。
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そしてこの付属体を巻いてあるキャベツみたいなのが仏炎苞ブツエンホウ。プリーツ状になっており、内側は白い粉がついてすべすべしていて、においに集まった虫が滑り落ち、付属体の下にある雄花雌花の受粉を強制的にボランティアさせるというシステムです。
どうも26日夜23時頃、いちばん大きく開き、その後仏炎苞閉じていく感じのようです。
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そして花茎カケイ。短い茎で花を支えています。表面は緑色で斑点模様があります。中身は白くスポンジ状になっています。
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葉については増刊号をどうぞ

成長の様子を展示してありました。
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さく葉標本もありました。実物では見えない雄花・雌花だったところも観察できます。
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追記(7/29)
ツイッター情報によりますと、29日朝、付属体が倒れたそうです。
花を閉じた後は、気温にもよりますが1週間程度でしおれて付属体が倒れるということでしたが、気温が高かったせいか早くも倒れてしまいました。これはこれで見たいですが、それはさておき、関係者の皆さま、そしてショクダイオオコンニャク様、お疲れ様でした!



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