町田市立博物館最終展 (1) みかけはこはいがとんだいい人だ

町田市立博物館は1973年11月3日に「町田市郷土資料館」として開館したのが始まりで、1976年4月1日に「町田市立博物館」へ改称され、45年半に渡って展示業務を続けてきましたが、このたび2019年6月16日に閉館となりました。
そこで、300円の入場料を無料にして「町田市立博物館最終展」をやっています。
ということで、最終日の6月16日に行ってきました。

いや、この博物館には一度も行ったことがなかった、それどころか、町田市に降り立ったことはたぶんなかったんじゃないかと。
でも、最終展のチラシを見て、展示物が結構よさげな感じがしたので、行ってきました。無気力でこういうところへ行くことが減っている最近の自分には珍しい話です。
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小田急線の町田駅を降りて、バスにのって、「市立博物館前」バス停で下車しました。「市立博物館前」なのにそこから徒歩7分。しかも結構急な坂道を「登山か!」ってくらいに上り続けます。

そうした先にありました。
ちなみに設計は山口文象。でも施設老朽化等による展示事業終了ということなので、取り壊されるのでしょうか。
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中に入ると町田市の全域模型が
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で、最終展。こちらは8ページ仕立てのパンフレット。無料で配布しています。
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では、いよいよ展示物を見てみましょう。
第1部は町田市立博物館のコレクションからの名品
ちなみに、フラッシュや三脚などを使わなければ写真撮影可です。ってことで、あまさず写しとってやるよ。…と思ったら、ボヤけた写真もあり、泣く泣くカットしたものもあります…。

江戸時代に大津で街道筋の土産物として売られていた「大津絵」で、50点くらいもっているそうな。
これはその1枚「瓢箪鯰」。瓢箪鯰とは、瓢箪で鯰をおさえようとしてもなかなか捕まえることができないように、「要領を得ず、とらえどころのないさま」の意味。で、それを地でいっているお猿さんの絵。まさに猿知恵で滑稽ですね。
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ボヘミアのガラス(18世紀前半)
ゴールドサンドウィッチ狩猟文蓋付ゴブレット 馬に腰かけた女性の姿が見えます
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グラヴィール草花文蓋付ゴブレット
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エナメル彩双頭の鷲文フンペン
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緑地茶被楼閣文瓶 ミドリジチャセキロウカクモンヘイ 中国 清時代 「乾隆年製」銘
 「乾隆年製」とは乾隆帝の宮廷工房製ということ。
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歌川国芳 みかけはこはいがとんだいい人だ 江戸時代 田河水泡氏(『のらくろ』の作者)寄贈
寄せ絵。人体を集めて顔になっています。「大ぜいの人がよってたかってとふと、いゝ人をこしらえた、とかく人のことは人にしてもらわねば、いゝ人にならぬ」と添えられています。深いな!
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染付唐子図皿 明治時代
型紙で紋様を転写する「型紙摺絵カタガミスリエ」で空に菊文を配した最初期の作品。藍色は人工顔料によるもの
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黒褐釉櫛描文盤口瓶 クロカツユウクシビョウモンバンコウヘイ クメール 12-13世紀
強弱のはっきりした造形はインド美術の影響。アンコール・ワット時代の作品
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無地安南茶碗 ベトナム 15世紀
安南=ベトナム、口縁の線だけの染付茶碗を「無地安南」という。
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赤絵蓬莱文盤 中国・漳州窯 ショウシュウヨウ 明時代17世紀
江戸時代には呉須赤絵ゴスアカエの大皿は富裕層に人気。割れた陶磁器を鉛ガラスで補修し使っています。
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褐釉兎形壺 カツユウウサギガタツボ クメール 12-13世紀
東南アジアで好まれた嗜好品「ビンロウジ」をかむときに使う石灰壺。生気あふれる動物型のツボはクメールアンコール王朝時代を代表する器です。
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