電気化学は間違いだらけ?!

「化学変化と電池」の他「水溶液とイオン」などで出てくる電気分解や電池に関しては、高校でも登場しますし、大学でも「物理化学」の中の「電気化学」の範疇です。

で、どうやら中学や高校、大学の教科書に出てくる電気化学に関する記述は誤りが多いのだそうです。ところが、あまりに誤ったものが氾濫しているので、電気化学が専門でないほとんどの人は中高の先生はもちろん、大学の物理化学を専門とする先生までその誤りに気付かず、誤ったままの内容を教科書に書いてしまい、その結果誤りを拡大再生産しているという構図です。

何を隠そう、私もかつて、当時は一般的だったものの「誤った内容」を書いた原稿に対し、電気化学を専門とするらしい大学の先生に絡まれた経験があります。
で、私の時もそうだったのですが、電気化学に関してのこういう指摘は、しばしば「間違いだらけ」「ウソだ」「理解していない」「無意味だ」などとまるでこちらに悪意があるような攻撃的な表現をする一方で、どこに誤りがあるのか、正しくはどうなのかをあまり丁寧に説明していただけなかったりします。もちろん対案なんて出してくれません。

なので、指摘された側としては、どうやらこの原稿には間違いがあるってことと、指摘者は専門外の人相手にマウントをとりたいか留飲を下げたいんだなってことはわかりますが、それ以上の詳細わからず、エーミールに「そうか、そうか、つまりきみはそんなやつなんだな。」と言われた時のように、どう対応したらよいのかがわかりません。
そうすると困惑するか逆切れするかスルーするか、はたまた自分のコレクションである蝶を全て指で粉々に潰してしまうか、いずれにしろあまり建設的でない対応しかできないでしょう。ちなみに私の場合は困惑→スルーし、それ以降は電気化学については鬼門として極力原稿などで扱わないようにしました。こうやってつぶされていく

なので、正しくはどうなんだという話は、このブログではしないことにします。
うっかり誤った内容で「間違いだらけ」「ウソだ」と絡まれたりすると面倒なので。

そういえばこんなのもありました。
「電気化学の専門家」先生、子ども(高卒生ですが)相手に何やってんですか。質問には答えていないし。もしかして、昔私に絡んだ人ですか?

とはいえ、この人が含まれるかどうかは別として、「電気化学の専門家」の方々のご尽力の成果もあり、最近は「電気化学で巷でいわれていることには誤りが多い」という情報もかなり広がり、そんな話を聞いたことのある中学理科や高校化学の先生でも、例えば20年前に比べてかなり増えてきたのではないかと思います。

そして今度の指導要領解説では
「電池の基本的な仕組み」については,ダニエル電池を取り上げること。
とある一方、ボルタ電池については特に書かれていません。

もっとも、検定がある教科書ではこの手の誤った表記は改善されたものの、普通の出版社から出ている参考書や問題集などを電気化学の専門家の方が見ると  なんじゃあこりゃああ! by松田優作asジーパン刑事 となるのは想像に難くありません。



Check it now !
坪村宏 ボルタ電池はもうやめよう : 問題の多い電気化学分野の記述(教科書の記述を考える 15) 化学と教育,1998
徳田耕一 電気化学を知らない化学者がなぜ多いのだろう Review of Polarography, Vol.51, No.1, (2005)
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