「冬の月は高度が高いこと」を生徒が説明する授業の授業デザイン

ひさしぶりの相談コーナー。

大変です。某大学の厳しい!という噂の先生に、
太陽の日周運動・年周運動の知識を活用して「冬の月は高度が高いこと」をモデルを使って生徒が説明する授業をお願いします。撮影に伺います。
と無茶ぶりされました、どうしましょう。



むむむ。切迫感あふれる相談文。よっぽど厳しい先生でしょうか。
とりあえず、鳥海山吟醸酒の1本でももっていったらどうでしょう?

それはさておき、次に示す私の回答では、「なぜ冬の(満)月は高度が高いのか」については直接説明していません。でも、考え方は示してありますので、答えを知らない人はすぐにググらずに、回答を一読した後に、なぜ冬の(満)月は高度が高いのか、考えてみてくださいな。

20110520-4.jpg


たしかに、いきなり
「冬の月は高度が高いこと」をモデルを使って班で説明しろ!
って課題を放り投げただけでは、そして僕は途方に暮れる状態になるでしょうから(それをアクティブ・ラーニングと言ってはいけない)、指導者側としてはいろいろな仕込みが必要なところです。
ここが腕の魅せどころ!

まず、前時までに、たまによくあるネタですが、与謝蕪村の
「菜の花や月は東に日は西に」の月はどんな月かを考えさせる課題を事前にチャレンジさせると今回の課題のヒントとなりそうです。

もっとも、それがヒントになるようにさらに考えやすくするには、月一般ではなく、「満月」としぼって「冬の満月は高度が高いこと」を
モデルを使って生徒が説明すると難易度がやや下がるでしょう。

さらに課題を示すにあたって、「冬の(満〕月は高度が高いこと」を生徒がどこまでそれを認識(経験)しているかに不安があるので、同じ場所で撮った夏と冬の月の様子の写真が必要かな。

そして、いきなり月と地球の関係を考えるのではなく、まず太陽と地球の関係を考えるという「急がば回れ」的な点は,この謎解きには重要なポイントで、そこが面白い(と私が考える)ところです。
ここについては最初の着眼点として「夏と冬では何が違うのだろう?」と指導者が投げかけるのもアリだと思います。
これは,以前質量保存の法則の実験のときに出てきた
ケース1,2と同じように実験したのに今回、結果が違っていたということは、ケース3の実験は、ケース1,2と何か違う点があったはずだ。そこに何か隠されているはずだから、それを探そう。
という課題解決の「攻め方」ですね。
ただ、「夏と冬の違い」ときいて、「気温!」と考えると、軌道修正がかなり難しくなりますので、うまく地球の公転についての学習を思い出させよう。

厳密には、地球の公転面と月の公転面(黄道と白道といってもよい)の傾きが無視できるところも前提になるけど、ここは目をつぶってよいかな。実際に冬の方が明らかに月の高度が高いので、こまけぇこたぁいいんだよ!!で切り抜けよう。

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