葛生化石館 (後編)

ニッポンサイ (幼獣)
新生代第四紀更新世 葛生層下部・50万年-30万年前
このニッポンサイ化石は、 昭和43 年佐野市会沢町の駒形石灰工業(株)牛ケ沢鉱山の更新統堆積土 【裂罅堆積物】から発見されました。 幼獣とはいえ一頭分がほぼ完全な状態で産出した、日本唯一の大変めずらしい学術的に貴重な化石です。
 サイは新生代第三紀の後半に繁栄し、40以上の属が北アメリカ、ヨーロッパ、アジアに分布した哺乳類です。その後、第四紀の更新世に入り、氷河期を迎えると多くは絶滅し、現在はアジアに3種アフリカに2種しか棲息していません。
 最近の研究により「ニッポンサイ」は、現生のサイよりも絶滅種であるサイに近いことが分かってきました。このことから、葛生地方は当時、大陸と陸続きであったことを教えてくれます。
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産出時の様子をレプリカで再現
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クロサイ(現生)
この「クロサイ」は,平成10年10月に, 日立市立かみ動物園で死亡した、愛称「バーバラ」(雌・35歳)の全身骨格標本です。
 バーバラは,昭和40年にアメリカより「大阪市天王寺動物園」に入園、昭和52年に「かみね動物園」に入り, 大阪で1仔・日立市で6仔出産した、長寿日本一のクロサイでした。
 クロサイは,今も東アフリ力に棲息する現生種ですが、絶滅危惧種に指定されていてます.
 葛生町では,日立市からの個体提供,並びに環境庁の許可を得て、個体を発掘し.全身骨格の標本を完成しました,
 葛生町の誇る「ニッボンサイ」の 仲間として,現生種の「スマトラサイ」【アジアサイ】(頭骨), 「シロサイ」(頭骨)とと併せて「クロサイ」の全身骨格を ご覧ください。
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ナウマンゾウ Palaeoloxodon naumanni 更新世後期 (1.5万年~40万年前)
 日本、中国、朝鮮半島などに伝く分希レた更新世後期の代表的化石ゾウです、 およそ40万年前から1 万5千年前まで生存したと考えられています。日本で多くの化石が発見されているゾウです。体長4.5m、肩高2, 5m~3mで, 現在のアジアゾウよりもひと回り小さい程度の大きさです。オスは切歯 (象牙)がよく発達し、長さ(ま240cm,太さは15cmにもなリます。一方,
メスは長さ60cm,太さ6cm程度でした。 化石館にあるナウマンゾウの骨格標本は、メスの個体です。
 大叶地区で更新世後期の臼歯, 山菅地区で更好世の上顎、左右の大臼歯と上顎骨、築地地区から更新世の下顎, 左右の大臼歯, 大久保池区から更新世の切歯、上腕骨遠位部と大腿骨片が発見されています。
 また,アオモリゾウが, 大叶地区吉沢採石場よリ発見されています。これは,バレオロクソドン属の中では, 小型のものと考えられ別種とされましたが,ナウマンゾウの亜種との考えもあります。
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「葛生原人」と言われた人骨
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現在の自然
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企画展示 2018年干支ミニ展示「戌」
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ツアーのため20~30分程度でボランティアさんの案内のもとさ~っと見てきただけでしたが、時間をかけてじっくり見てみたい展示でした!都内にあれば年パス買って何度も行きたいレベルと思ったけど、そもそも入場無料だった。。。
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